オージオグラムの見方|聴力検査の結果・グラフの読み方

耳鼻咽喉科や補聴器専門店で聴力検査を受けると、「オージオグラム」と呼ばれるグラフを渡されます。数字とグラフが並んでいて、見方がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。この記事では、聴力検査で何がわかるのか、オージオグラムの基本的な読み方を解説します。

目次

聴力検査(純音聴力検査)とは

一般的に「聴力検査」として行われるのは、「純音聴力検査(じゅんおんちょうりょくけんさ)」という検査です。ヘッドホンから、高さの異なるいくつかの音(周波数)を、小さい音から少しずつ大きくしながら聞かせ、「聞こえ始めた音の大きさ」を測定していきます。

この検査によって、どの高さの音がどれくらい聞こえにくくなっているかを、耳ごとに調べることができます。

オージオグラムの見方

オージオグラム(聴力図)は、横軸に「音の高さ(周波数、単位:Hz)」、縦軸に「聞こえ始める音の大きさ(聴力レベル、単位:dB)」をとったグラフです。

オージオグラムの読み方の例。横軸は音の高さ、縦軸は聴力レベル。上にいくほど小さい音でも聞こえ、下にいくほど大きい音でないと聞こえない。右耳は丸、左耳はバツで示し、加齢性難聴では右側の高い音が下がった形になる

縦軸は少し特殊で、上にいくほど「小さい音でも聞こえる=聴力が良い」、下にいくほど「大きい音でないと聞こえない=聴力が低下している」ことを表します。右耳の結果は○(丸)、左耳の結果は×(バツ)で示されるのが一般的です。

グラフの線が下のほうにあるほど、その高さの音が聞き取りにくいことを意味します。加齢性難聴 の場合、グラフの右側(高い音の部分)が下がっている形になることが多く見られます。

聴力レベルの目安

聴力レベル(dB)は、およそ次のような目安で区分されることが一般的です。

  • 正常聴力:おおむね25dB以下
  • 軽度難聴:おおむね25〜40dB
  • 中等度難聴:おおむね40〜70dB
  • 高度難聴:おおむね70〜90dB
  • 重度難聴:おおむね90dB以上

これはあくまで目安であり、実際の区分は医療機関や検査基準によって若干異なります。正確な評価は、検査を行った医師や補聴器専門店にご確認ください。

語音聴力検査でわかること

純音聴力検査が「音の大きさ」を調べる検査であるのに対し、「言葉がどれだけ聞き分けられるか」を調べるのが「語音聴力検査(ごおんちょうりょくけんさ)」です。「あ」「き」「つ」といった単音節の言葉を聞かせ、どれだけ正しく聞き取れたかを測定します。

同じ聴力レベルでも、言葉の聞き取りやすさには個人差があります。特に 感音難聴 では、音は聞こえていても言葉として聞き分けにくいことがあるため、語音聴力検査の結果も、補聴器を検討するうえで重要な情報になります。

検査結果は、補聴器選びの大切な土台になる

聴力検査の結果(オージオグラム・語音聴力検査)は、どのタイプの補聴器が適しているか、どのような調整(フィッティング)が必要かを判断するための、もっとも基本的な情報です。当店では、この検査結果をもとに、一人ひとりの聞こえに合わせたご提案をしています。

まとめ

オージオグラムは、どの高さの音がどれくらい聞こえにくいかを表す聴力図です。語音聴力検査と合わせて、ご自身の聞こえの状態を客観的に知ることができます。難聴が気になる方は、まず聴力検査を受け、結果を専門家と一緒に確認することから始めてみましょう。

ご自身の聞こえを、測ってみませんか

記事でお読みいただいた内容が、ご自身にどう当てはまるのか。まずは聞こえの測定からご案内します。認定補聴器技能者が対応し、その日にお決めいただく必要はありません。

上本町・札幌を含む店舗一覧はこちら

SNSにシェア
  • URLをコピーしました!
目次