難聴にはどんな種類がある?加齢性・騒音性・突発性のちがい

「難聴」とひとことで言っても、その原因はさまざまです。別記事「伝音難聴・感音難聴・混合性難聴の違い|難聴の種類を図で解説」では、耳のどこに問題があるかという医学的な分類を紹介しました。この記事では、それとは別の切り口として、「何が原因で難聴になったか」という観点から、代表的な難聴のタイプを整理します。

目次

加齢性難聴|年齢を重ねることで起こる難聴

もっとも多くの方が経験するのが、加齢に伴って徐々に進行する「加齢性難聴」です。年齢とともに内耳の有毛細胞が少しずつ弱っていくことで起こり、一般的に高い音から聞こえにくくなっていく特徴があります。

ゆっくりと進行するため、ご本人が変化に気づきにくく、周囲の家族の方が先に気づくケースも多いタイプです。詳しくは別記事「加齢性難聴はなぜ起こる?」で解説しています。

騒音性難聴|大きな音に長期間さらされることで起こる難聴

工事現場や工場、大音量の音楽など、大きな音に長期間さらされ続けることで、内耳の有毛細胞がダメージを受けて起こるのが「騒音性難聴」です。仕事やライフスタイルによる音環境の影響を強く受けるタイプで、若い年代でも起こりえます。

一度失われた聞こえは元に戻りにくいため、予防が特に重要になる難聴です。騒音対策については、別記事「大きな音、対策していますか?騒音性難聴を防ぐためにできること」でも取り上げています。

突発性難聴|ある日突然、片耳の聞こえが悪くなる難聴

「突発性難聴」は、特別なきっかけがないまま、ある日突然、片耳(まれに両耳)の聞こえが悪くなる病気です。加齢性難聴のように徐々に進行するのではなく、数時間から数日のうちに急激に症状が現れるのが特徴です。

突発性難聴は、発症からできるだけ早く治療を始めることが、回復の可能性を左右するとされています。「急に片耳が聞こえにくくなった」と感じたら、様子を見ずにすぐ耳鼻咽喉科を受診することが大切です。詳しくは別記事「片耳だけ聞こえにくい・突発性難聴かもと思ったら」で解説しています。

原因から見た難聴の3タイプ。加齢性難聴は内耳の有毛細胞が少しずつ弱り高い音から聞こえにくくなる。騒音性難聴は大きな音に長期間さらされて有毛細胞が傷み、若い年代でも起こる。突発性難聴はきっかけなく数時間から数日で片耳の聞こえが悪くなり、できるだけ早い受診が必要
進み方が違う3つのタイプ

そのほかの原因による難聴

このほかにも、生まれつきの難聴(先天性難聴)、中耳炎など病気によるもの、薬の副作用によるもの(薬剤性難聴)など、難聴にはさまざまな原因があります。ご自身の難聴がどのタイプにあたるかは、聴力検査 を受けることで、耳鼻咽喉科の医師が判断します。

補聴器と人工内耳の違いは「補聴器と人工内耳の違い|どちらが向いているか」にまとめています。

まとめ

難聴は、加齢性・騒音性・突発性など、原因によっていくつかのタイプに分けられます。原因によって進行のしかたも対処法も異なるため、「なぜ聞こえにくくなったのか」を知ることは、適切な対応を選ぶための第一歩になります。

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