ベルトーンの補聴器|特徴・主な機種・価格帯(片耳7万円台〜)

ベルトーンの補聴器

ベルトーン(Beltone)は、1940年にアメリカ・ミシガン州で創業した補聴器ブランドです。日本ではニュージャパンヒヤリングエイド株式会社が輸入総代理店を務めています。この記事では、ベルトーンの特徴と、当店でお取り扱いしている主なシリーズ、片耳7万8000円から66万8000円までの価格帯をご紹介します。

ベルトーンの特徴

オーダーメイドに長く取り組んできたブランド

ベルトーンは1940年の創業以来、アメリカ・カナダをはじめ世界40か国以上で販売されてきました。北米では1,600を超える「ベルトーンショップ」を自社で展開しています。1983年にはオーダーメイド補聴器を発表しており、耳の形に合わせて作る耳あな型には長く取り組んできたブランドです。日本では1985年にニュージャパンヒヤリングエイド株式会社と総代理店契約を結んでいます。

クラスの数字で選べるわかりやすいラインナップ

ベルトーンの補聴器は、シリーズ名のあとに「17」「9」「6」「4」といったクラスの数字が付きます。数字が大きいほど音を細かく処理できるつくりで、たとえばエンビジョンの場合、クラス17は17チャンネル、クラス9は14チャンネル、クラス6とクラス4は12チャンネルで音を扱います。カタログでは、クラス17をプレミアムクラス、クラス9をハイクラス、クラス6をミドルクラス、クラス4をレギュラークラス、クラス3以下をベーシッククラスと位置づけ、1対1の会話から多人数の会話、パーティーや会食まで、どのクラスがどんな場面に向くかを示しています。

IP68の防水防塵と内部までのコーティング

国際保護等級のIP68を取得しており、集塵室内に8時間放置しても機能し、水深1〜3メートルの水中に長時間浸しても内部に水が入らないことが確認されています。あわせて「HPF80ナノブロック」として、補聴器の内部部品とボディケースにプラズマコーティングを施し、汗や汚れから保護しています(シェルと消耗品を除く)。

代表機種|エンビジョン(Envision)

エンビジョンは、ベルトーンの最上位にあたる耳かけ型RICのシリーズです。リチウム充電式の62S-DWと、空気電池式の64DWが用意されています。

ベルトーン エンビジョン 64DW の本体
エンビジョン 64DW(電池式)の本体
ベルトーンの充電器(フタを開けた状態)
充電式モデルの充電器

特徴は、性質の違う2つのチップを組み合わせていることです。人工知能を担う「DNNチップ」と、周囲の音の方向や環境を把握する「360°チップ」が連携し、「ことば」と「雑音」を分けて処理します。このDNNチップは、日本語を含む1,350万の会話を学習し、390万通りのサウンドパラメーターを検証したうえで作られており、1日あたり4兆9,000億回の演算処理を行います。

左右の補聴器が通信して正面の会話に焦点を合わせる「トゥルーフォーカス」も搭載されています(エンビジョン17の62S-DWのみ、両耳装用時)。

本体の色は、サンド、スパークリングシルバー、ゴールド、ブロンズ、レッド、ウォームグレー、グラファイト、エスプレッソ、ディープブラック、ネイビーブルーの10色から選べます(一部は特別色として受注後1週間以内のお届けとなります)。

ベルトーンの耳かけ型RICのカラーバリエーション10色
耳かけ型RICのカラーバリエーション(上段左から サンド/スパークリングシルバー/ゴールド/ブロンズ/レッド、下段左から ウォームグレー/グラファイト/エスプレッソ/ディープブラック/ネイビーブルー)

シリーン(Serene)とアチーブ(Achieve)

シリーンは、器種の幅がもっとも広いシリーズです。耳かけ型RIC(リチウム充電式の62S-DW、空気電池式の63DW312)、しっかりした出力の耳かけ型BTE(リチウム充電式の76DW・86DW)に加えて、オーダーメイドの耳あな型(リチウム充電式のカナル・カスタム、空気電池式のCIC・カナル)まで揃っています。クラスは17・9・6・4の4段階です。

アチーブは、オーダーメイドの耳あな型に絞ったシリーズです。リチウム充電式のカナル・カスタムと、空気電池式のCICが用意されています。クラス6とクラス4には「ライト」が加わり、全6段階と細かく刻まれています。

普及グレード|コメンス(Commence)とリライ(Rely)

はじめて補聴器を検討する方に向けた価格帯が、コメンスとリライです。

コメンスは耳かけ型RICのシリーズで、リチウム充電式の62DWと空気電池式の64DWがあります。クラスは4・3・2の3段階です。

リライは、耳かけ型RIC・BTEからオーダーメイドの耳あな型まで幅広く用意されており、クラスは4・3・2・1の4段階です。ベルトーンのなかではもっとも手に取りやすい価格帯です。

パワータイプ|ブースト ウルトラとアメイズ

より大きな出力を必要とする方には、パワータイプの耳かけ型が用意されています。ブースト ウルトラは空気電池式の95DWで、クラスは17・9・6の3段階です。アメイズは耳かけ型BTE(76DW・86DW)とオーダーメイドの耳あな型があり、いずれも空気電池式です。

ラインナップと価格帯

当店でお取り扱いしているベルトーンの主なシリーズと、その価格帯です。同じシリーズでもクラスや器種によって価格が変わるため、幅をもたせて記載しています。

シリーズ器種価格帯(片耳・非課税)
エンビジョン(Envision)耳かけ型RIC(充電式/電池式)18万5000〜65万3000円充電式は充電器3万3000円込み
シリーン(Serene)耳かけ型RIC・耳かけ型BTE・オーダーメイド16万5000〜66万8000円充電式は充電器1万9800〜3万3000円込み
アチーブ(Achieve)オーダーメイド(充電式/電池式)16万8000〜61万3000円充電式は充電器3万3000円込み
アメイズ(Amaze)耳かけ型BTE・オーダーメイド(電池式)17万8000〜45万円
コメンス(Commence)耳かけ型RIC(充電式/電池式)9万5000〜16万9800円充電式は充電器1万9800円込み
リライ(Rely)耳かけ型RIC・BTE・オーダーメイド7万8000〜15万9800円
ブースト ウルトラ(Boost Ultra)パワータイプ耳かけ型BTE21万8000〜48万円
消費税 非課税

補聴器に消費税はかかりません

表示価格のまま、上乗せはありません。

充電器など一部の周辺機器は課税対象となります。

※価格は、ベルトーン輸入総代理店であるニュージャパンヒヤリングエイド株式会社の総合カタログ(2025年8月版)に記載の希望小売価格です。3マイク式のMRタイプは、機種により片耳2万円が加算されます。最新の価格・在庫状況は店舗にお問い合わせください。

保証について

ベルトーンの保証は、クラスによって期間が変わります。上位クラスは3年保証、下位クラスは2年保証が基本で、あわせて紛失保証(1年に1回、または2年に2回)が付きます。自然故障が対象で、故意・過失による故障や充電池の経年劣化は対象外です。オーダーメイドのシェルの再作製期間はすべて2年、充電器とワイヤレスオプションは1年保証となっています。

まとめ

ベルトーンは、1940年創業のアメリカのブランドで、オーダーメイドの耳あな型に長く取り組んできた点と、クラスの数字でグレードが選びやすい点が特徴です。7万円台から60万円台まで価格の幅が広く、はじめての一台から、静かな場所でも騒がしい場所でもしっかり聞き取りたいという方まで、選択肢の多いメーカーです。

他のメーカーとの比較は「補聴器のメーカー一覧|世界の5グループと国内メーカー、当サロン取扱の7ブランド」もあわせてご覧ください。

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